うさぎのコミカルな動きが印象的な大きなステンドガラスが
副都心線新宿3丁目駅で見られます。
ステンドガラスは
窓に飾るとお日さまのやさしい光が色々な表情をつくるし、
色の影も楽しいですが
この作品は壁に設置され
後ろから常に同じ光が当たるのでいつでも同じ表情が見られます。
私もよく作品にステンドガラスを使うのですが、
モザイクなので光は透過しません。
その代り、「反射」が起き、ガラスは新たな表情を表します。
モザイクとステンドガラスを観る際、この違いを楽しむもの面白いところです。
この作品を見ていると見覚えのあるガラスがたくさんありました。
この右下のピンクを私はよく花を表現するときに使います。
ステンドガラスは、全体の表現を鑑賞するのも楽しいですが
ピースが大きいことも多いので
ガラス職人さんが作る1枚1枚のガラスに注目するのもポイントです。
光を透かす部分・透かさない部分が幻想的混ざり合っています。
ガラス板のときはこういう表情があっても
モザイクのピースになると、この表情は消えます。
その代りに、いろいろなピースを組み、新たな表情を作るのです。
時々、あまりに素敵な1枚板でカットするのが惜しい時もありますが
これをさらに良い表情にするためにどう組み合わせていこう、と
考えるのもまた、ステンドガラスモザイクの面白みです。
お料理に似ています。
同じ素材を使っていても
色々な表現方法があって奥が深いです♪